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歯周病の怖さ

歯周病歯周病はお口の中だけに留まる病気ではありません。歯が抜け落ちてしまうだけでなく、人体にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。また全身疾患をお持ちの患者さまの場合、歯周病の治療でも疾患を考慮しなければなりません。

逆に言うと、歯周病を治すことで全身疾患が好転する場合もあるのです。お口の中は全身の健康とつながっているのです。

●糖尿病
糖尿病は、慢性的に血糖値が高くなり全身の免疫力が落ちてしまう病気です。悪化するとさらなる合併症を引き起こす可能性もあります。以前から、糖尿病にかかっていると歯周病のリスクが高まると言われていました。ところが近年、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという疫学調査が出てきています。

●肥満
歯周病による炎症が肥満を招いている場合もあります。また、肥満の方は脂肪細胞によって全身に炎症が起きている状態ですので、歯周病の炎症を悪化させやすいとも言われています。

●脳卒中
血液中にある歯周病菌が「アテローム性プラーク」と呼ばれる脂肪性物質の沈着物を作ります。それが原因で血栓ができ、脳の血管にまで運ばれ発症してしまいます。

●早産/低体重児出産
歯周病は、女性ホルモンにまで悪影響を及ぼす場合があります。 歯周病菌に含まれる毒素や炎症物質の濃度が血液中で高くなると、子宮筋が収縮し胎児が十分に成長できない状態で出産に至る可能性が高まります。その結果、体重2,500グラム未満の低体重児の出産や早産の恐れもあるのです。

●誤嚥(ごえん)性肺炎
誤嚥性肺炎とは、高齢者の死亡原因として非常に多い肺炎です。歳をとると、食事のときに食べ物が気管や肺に入り込んでしまうことがあります。それに伴い、肺に細菌が繁殖して引き起こされる病気が誤嚥性肺炎です。口腔機能が衰え、口内に細菌が多い高齢者は誤嚥性肺炎を招きやすくなってしまいます。

●骨粗しょう症
骨粗しょう症で全身の骨が衰えてくると、同時に歯を支えている歯槽骨ももろくなります。つまり、骨粗しょう症の方は歯周病にもかかりやすい状態なのです。また、骨粗しょう症の治療で薬を服用している方が抜歯をすると、歯の周囲の骨が壊死してしまうことがあります。


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